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国重文「大日如来坐像」のある明静院 参道の整備を市に要望

2023年10月17日 15:36更新

県内で初めて国指定重要文化財となった仏像をご存知ですか? 

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それは上越市五智国分の岩殿山明静院にある木造大日如来坐像です。普段、見ることはできませんが来月3日からの3日間、御開帳される予定です。一方、この明静院までの市道は幅がせまく険しいために不便だとして、16日(月)に寺の住職や地元有志などが、中川市長に道の整備を要望しました。

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市長に要望書を出したのは、岩殿山明静院の長谷川英明住職と虫生岩戸町内会長など4人です。

231017_明静院の参道整備を要望

明静院には、国指定重要文化財の木造大日如来坐像があり、昨年度はおよそ1200人の参拝客がありました。 

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一方、寺に続く参道はおよそ1キロの市道ですが、道幅は2.5メートルほどの急な坂道で車のすれ違いができません。舗装もされておらず、雨が降ると砂利が流れて道がえぐられ、危険な状態ということです。 

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長谷川英明住職
「事故があってからでは遅い。消防車が来られない状態。万が一、重要文化財が消失する事態になったら市の責任にもなってしまうのでは」

地元では、今年5月から道路の整備に関する署名活動が行われ、1069筆が寄せられました。中川市長は参道の状況を理解しながらも次のように話しました。

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中川市長
「財政的にも厳しい。今すぐ道路を整備するのは難しい。署名活動もしているので、さらに重く受け止めて検証していきたい」

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長谷川英明住職
「非常に残念。重要文化財を守るためにも道を良くしてもらいたい。すぐにはできないという答えだったが、危険度が高いところから直してもらい、何年かかっても良いので安全に来てもらえる道にしてもらえたら」

地元では、今後も署名活動を続けるということです。なお、明静院では来月3日から5日まで今年2回目となる大日如来坐像の特別御開帳を行います。

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