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450年以上の歴史 上杉謙信ゆかりの伝統行事「南方山」

2023年07月22日 16:33更新

上杉謙信の代わりに妙高山に登って五穀豊穣などを願う伝統行事「御剱祭 南方山(なんぽうさん)」出発式が22日、上越市本町1丁目の春日神社で行われ、氏子などが謙信が信仰する龍の旗を持って妙高山の山頂を目指しました。

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「御剱祭 南方山(なんぽうさん)」は1570年、上杉謙信が領地の五穀豊穣や家内安全などを願おうと始まったもので、毎年7月22日から翌日にかけて行なわれている伝統行事です。謙信の代わりに、春日神社の氏子などが、災いから守るとされる不動明王の化身、倶利伽羅不動尊(くりからふどうそん)が描かれた龍の旗を持ち、妙高山に登って山頂で参拝します。

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ことしは氏子や県内外の有志、合わせて16人が参加しました。出発を前に春日神社で登山の安全を願う神事が行われたあと、白装束を着た参加者たちが妙高山を目指しました。

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三重県からの参加者
「行事に感銘を受けて13年前から参加している。無事に戻って来られるよう頑張りたい」

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この行事にはかつて領地内のそれぞれの集落から1000人以上が参加していました。しかし、今この行事を続けているのは本町の春日神社だけです。今回、参加者16人のうち氏子は1人のみでした。

大島美香 宮司
「参加者がいないと行事が成り立たない。人脈やSNSを通じて、東京、茨城などからも参加者が協力してくれている。無事に山を下りてきてほしい」

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一行はこんや遅くに妙高市の燕温泉から妙高山に登り、あすご来光を拝んだあと、夜に春日神社へ戻ることになっています。

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