2023年05月01日 14:55更新
こつこつ作ったリアリズム!
上越市の高校1年生が、1年7か月をかけて戦艦大和の模型をすべて紙で作りました。上越科学館で今月28日まで展示されています。
これが戦艦大和の模型です。全長は157センチ、幅28センチです。実際の戦艦大和は全長263メートルあり、模型はその166分の1のスケールです。
使った素材は、段ボールや箱ティッシュなど、すべて紙です。
作ったのは上越市の高校1年生、岩澤謙心さんです。
高校1年生 岩澤謙心さん
「昔から工作が好き。一度、全部紙で作ってみようと思った。戦艦大和がかっこいい」
岩澤さんは中学2年生の時、動画やプラモデルの設計図などを参考にしながら「艦橋」と呼ばれる、船の中枢部分から作り始めました。そして、艦橋の大きさから全体を計算し1年7か月かけて完成させました。
塗料は何も使わず、紙の地の色だけです。主な素材にしたティッシュの箱は4層構造が多く、それを1枚ずつはがして使いました。
岩澤さん
「カッターで紙を細く切って丸めたり、設計図がない細かい部位は勘で作った。自分で計算して合わせた部位も」
主砲やアンテナは、動かすことができます。
上越科学館 永井克行館長
「科学館でコンクール『発明工夫・模型・工作展」を開催。(出品)規定があって(不採用)本人から『せっかく作った。多くの人に見てほしい』。見に行ったら腰を抜かすほど(の作品)驚いた」
船の甲板部分も、段ボールをはがして作りました。
岩澤さんは「この作品を見て紙でいろいろ作ってもらえたらうれしい。工作が好きなのでこれからも模型作りを続けていきたい」と話しています。
「戦艦大和の模型」は今月28日まで、上越科学館で展示されています。入館料で見ることができます。
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