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牛乳を搾るほど赤字に エサ代高騰で畜産農家が中川市長に支援陳情

2023年04月20日 15:12更新

家畜の輸入エサ代が3~4割も高くなっているとして上越市の畜産農家とJAえちご上越が19日(水)、エサ代などの支援を中川市長に陳情しました。農家は「乳を搾れば搾るほど赤字」と苦しい現状を訴えました。

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「経営はギリギリ。(乳を)毎日、搾るほど赤字だ」

こう訴えたのは上越市内で乳牛、肉牛を飼育している畜産農家とJAえちご上越です。陳情は2つあり3~4割値上がりした輸入エサ代の支援。そして、稲わらなどを使ったエサを地元でまかなう仕組みを作ることです。

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JAによりますと、今年3月現在、上越市内で乳牛や肉牛を飼育している農家は22戸、牛の数は680頭あまりです。主なエサは、牧草やトウモロコシ、大豆などで、その9割以上を輸入に頼っています。Still0420_00004

こうしたなか、ウクライナへの軍事侵攻で輸送する船の燃料代が高騰したことで、エサ代が3~4割ほど値上がりし、高止まりの状態が続いています。陳情では去年11月、牛乳を1キロ当たり10円値上げしましたが、消費の落ち込みなどもあり厳しい経営が続いていると畜産農家が市長に訴えました。Still0420_00002

畜産農家 木下保さん
「飼料費(エサ代)が経費の半分ほど。経営を直撃する。酪農・畜産農家の努力だけでは対応できない」

中川市長は「エサの自給にも取り組みたい。地元で生産されるものを適正な価格にできるよう全力をあげたい」と前向きに答えていました。

畜産農家 木下保さん
「いろいろな面で協力してもらえる手応えは感じた。県産牛乳を飲んでほしい。(肉牛は)『くびき牛』もあるので手に取ってほしい」

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