2023年03月27日 17:28更新

上越市内で還付金詐欺など、現金をだまし取られる特殊詐欺被害が相次いでいます。

上越警察署によりますと、市内で今月23日から24日にかけて3件の特殊詐欺被害が発生しました。被害額は合わせて287万円ほどです。

うち2件は、上越市在住の60代女性が被害にあいました。今月24日、それぞれの自宅電話に市役所職員を名乗る男から「保険料の払い戻しがあります。いまなら手続きができます」などと話があり、後に携帯電話で男から金融機関やATMに誘導する指示があり、他人名義の口座に現金を振り込ませるという手口でした。女性2人は、それぞれ現金およそ100万円をだまし取られました。1人は家族に相談して詐欺だと気づきました。もう1人は男から別の金融機関でも手続きするよう電話で指示されましたが、金融機関窓口の職員に話をして詐欺だと気づきました。

もう1件は、上越市在住の90代女性が被害にあいました。今月23日、自宅電話に警察官を名乗る男から「〇〇というグループの名簿に名前がのっている」と電話があり、続いて金融機関を名乗る男から電話があり「キャッシュカードが偽造されている」「これからキャッシュカードを回収に行く」と言われ、同じ日に自宅に来た男にキャッシュカード3枚を手渡したということです。その後、キャッシュカードから現金87万円が引き出されました。被害者の家族から警察に相談があり、詐欺だとわかりました。

警察は3件を特殊詐欺事件として、捜査を進めています。