2022年12月23日 15:05更新

上越市在住の70代男性が今年10月に特殊詐欺被害にあい、電子マネー18万円をだまし取られました。警察は23日までに被害届を受理し、特殊詐欺事件として捜査を進めています。

上越警察署によりますと、今年10月7日午後1時頃、男性の携帯にコンピュータ関連の会社社員を名乗る男から電話がありました。「あなたのパソコンデータが盗まれている。IPアドレスを変えるなら4万円分の電子マネーカードで支払ってください」などと言われ、男性はコンビニで電子マネーカードを購入し、カード情報をパソコンに入力しました。

その後も「Wi-Fiを変える必要がある」「サーバーに不具合がある」などと言われ、10月10日までの間、計5回に渡ってカードを購入し、合計で18万円分の電子マネーをだまし取られたということです。

上越警察署管内では、市役所職員を名乗る男から「介護保険料の払い戻しがある」といった詐欺電話のほか、架空の料金を請求する詐欺が多発しています。上越警察署では被害にあわないよう注意を呼びかけています。

【注意】
■「還付金があるから銀行やATMへ行け」は詐欺です。
■犯人が口座所有者になりすまし、インターネットを介して、預金を他の口座に不正に送金してしまう手口も確認されています。
■電話でお金の話が出たら、落ち着いて考え、家族や警察に相談してください。
■電話を常時留守番電話にする、防犯機能付き電話にするなどして、詐欺電話を受けないようにしましょう。
■市内で還付金詐欺の前兆電話がかかってきていることをご家族や知人に連絡し、詐欺に遭わないよう注意喚起をお願いします。