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玉井力三展 童心に帰って楽しんで

2017年08月30日 17:07更新

子供向け雑誌の表紙絵を数多く手掛けた柿崎出身の画家玉井力三の作品展が、柿崎地区公民館で開かれている。

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昭和の香りが漂ってきそうなこれらの絵は、小学館の雑誌の表紙を飾った原画。玉井力三は明治41年生まれ。子どものころから才能を発揮し、戦前には美術学校の教授を務め、戦後は東京と柿崎に創作の拠点を置いて活動をつづけた。

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人物画を得意とし、その作品は実在する人をモデルにする写実的な描写が特長だ。会場に展示された作品の中には、地元柿崎で開かれた国体のポスターの原画や朝市の様子を描いた作品もあり、当時モデルになった人も訪れ、懐かしく鑑賞したという。

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雑誌の表紙絵は昭和30年代から40年代を中心に25年にわたり描き続けた。訪れた人の中には、実際に子どもの頃にこの雑誌を手に取ったという人もいて、懐かしそうに見入っていた。

展覧会を主催した柿崎まちづくり振興会では、「柿崎を大事にした画家がいたことを再認識してほしい」と話していた。玉井力三展は、来月3日まで柿崎総合事務所まえにある柿崎地区公民館で開かれている。

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