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幻の植物パワーにびっくり!三和中オニバスの種とり作業

2022年10月20日 15:22更新

国の絶滅危惧種、オニバスの復活に取り組んでいる上越市立三和中学校の生徒が、学校で育てたオニバスのタネから花を咲かせることに成功して、そのタネを取り出す作業に取り組みました。
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三和中学校では、4年ほど前から学校近くにある谷内池で、かつて群生していたオニバスの復活に取り組んできました。

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ここ数年、池で花が咲いたことはありません。オニバスは1年草で国の絶滅危惧種に指定されています。

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生徒は地元住民と協力して、この夏に谷内池の底の泥に眠っていたタネ1110個を採って、学校の人工池で育ててきました。すると芽を出し葉を広げて、9月はじめに花を咲かせました。

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人工池で日射と適度な水温により開花

 

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生徒
「(オニバス)きれい。三和を輝かせたい。(谷内池)全部がオニバスで埋まれば」

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新潟県生態研究会 竹内紀夫さん
「(オニバスは)かつて全国に300か所、20年前70か所に咲いていた。さらに減少。1か月半の短期間で花が咲き始めた。すごく驚いたし、うれしかった」

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18日(火)は、生徒会役員など11人が花の終わったオニバスを回収してタネを採りました。

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作業はオニバスの生態を研究している新潟県生態研究会が協力しました。

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タネは、ゼリー状の衣に覆われています。

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なかには、1つの花から77個のタネが採れたものもありました。

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生徒
「成長スピードが早く、日に日に大きくなった。成長が実感できたので良かった。今年は大きな第1歩。来年に繋げ、さらに次の年に繋げて最終的には谷内池の中でも開花できることを楽しみにしている」

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新潟県生態研究会 事務局長 藤本孝昭さん
「奇跡的に1粒のタネから花が咲いた。さらにたくさんの実ができて素晴らしい。三和中の生徒や地域の人にとって貴重なプレゼントだと思う」

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