2022年10月02日 16:29更新

池の平温泉がことしで開湯100周年を迎えたことからきょう2日、アルペンブリックビール工場レストランタトラ館で記念式典が開かれました。

池の平温泉の源泉は南地獄谷で、大正11年に妙高温泉に引湯するために開発が始まりました。

ことしで開湯100周年を迎えることから、4月から池の平地区にのぼり旗を設置するほか、池の平イベント広場にサクラの苗木の植樹をするなど記念事業が行われてきました。

式典には開発に関わった業者や地元住民などおよそ40人が集まりました。

挨拶にたった妙高市の入村市長は「妙高高原ビジターセンターの改築やスポーツ合宿の誘致、ワーケーションをいち早く取り入れるなど前向きな行動にいつも感謝している。これからもさらなる団結を期待しています。」とお祝いの言葉を述べました。

また、池の平温泉開拓の祖、山川五一郎の孫、山川京子さんも参列し感謝状が贈られました。感謝状を受け取った京子さんは「時代の変遷もありましたがきょうまでこの土地を守って育ててきていただき感謝します。これからも私の大切なふるさとを守り育ててください」と挨拶しました。 

式典に先立って行われたオープニングアトラクションでは開湯50周年を記念して作られた「池の平音頭」に合わせて、地元の子供たちが笠踊りを披露して、会場を盛り上げました。

池の平温泉開湯100周年記念事業実行委員会の吉越明会長は「コロナ禍で開催が不安だったが、先人がつないできた歴史を次の世代につなぐために開催できてうれしい。時々に変革があって苦しい時代もあったと思うが様々な改革をしながら今に繋がっている。現在の深刻な悩みは少子高齢化だが、諦めるのではなく、知恵を絞って200年まで向かっていきたい」と話していました。