2017年08月20日 20:25更新

バイシクルモトクロス（ＢＭＸ）の日本シリーズが19日と20日に上越市大貫の上越市ＢＭＸ場で行われた。大会には７月に開催された世界選手権４位の中井飛馬さん（上越市出身・日本体育大学荏原高２年）も出場した。

ＢＭＸの日本シリーズは岡山県や埼玉県などで行われる６試合の成績で年間の優勝者を決める。20日にシリーズ第４戦が上越市ＢＭＸ場で行われ、全国から約200人が出場。

５歳から参加できるアマチュア向けの「チャレンジクラス」と、17歳以上が参加できるプロ向けの「チャンピオンシップクラス」の２つのクラスでレースが行われた。レースには城北中学校出身で日本体育大学荏原高校２年生の中井飛馬さんなど、上越市内出身者５人も出場した。

チャンピオンシップクラスに出場した中井さんは７月にアメリカで開かれた世界選手権で４位という好成績を収めた。中井さんにとって金谷山のレースは地元での凱旋試合。コンディションについて、中井さんは予選から準決勝までは調子がよかった話していたが、決勝戦ではスタートが遅れたことが影響して、結果は５位。地元での優勝を逃した。

中井さんは「表彰台にのれると思って挑戦した。５位という結果は少し不甲斐ないが、地元で自分らしい走りが見せられたのは良かった。」と振り返り、「今後は東京オリンピックでの金メダルに向けてトレーニングする。オリンピックまでに踏まないといけないステップを一つずつ確実にステップアップして、金メダルをとれるようにがんばりたい」と今後の意気込みを語った。 

このほか、チャレンジクラス男子17歳～29歳部門に池田大暉さんが出場。予選から安定した走りを見せ、市内出身者では唯一の優勝を果たした。 

レース後、池田さんは「例年に比べ、金谷山への来場者が多かった。その中で勝ちを得られて、意味のあるレースになった。今後も出場するレースはすべて勝つ。自分の走りができれば、結果がついてくると思うので頑張りたい」と話している。

次回のＢＭＸ日本シリーズ第５戦は９月10日に広島県で開催される。

■上越市内出身者の結果

池田大暉さん（チャレンジ男子17～29歳部門）　優勝

間野我夢さん（チャレンジ男子15・16歳部門）　２位

中井飛馬さん（チャンピオンシップクラス）　５位

古野哲也さん（チャンピオンシップクラス）　８位

古野慧さん（チャンピオンシップクラス）　準決勝敗退

※2017年8月21日　ニュースLiNKで放送　初回18:30～