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故・村山陽さんの100号作品 上越総合技術高校に寄贈

2022年06月15日 04:00更新

旧高田工業高校などで美術教師を務め、上越市の児童文学作家 杉みき子さんの童話の挿絵を手掛けたことでも知られる画家、村山陽さんの作品が14日(火)に上越総合技術高校に寄贈されました。

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寄贈された作品は「雪積もりつつ」と「旗」の2つです。絵の大きさはいずれも100号で、縦138センチ、横160センチです。
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村山陽さん(2003年)

村山さんは2020年の12月に89歳で亡くなりました。旧・西蒲原郡巻町の出身で、新潟大学を卒業後、高校で美術教師を務めながら創作活動に取組みました。

2つの作品は、村山さんが旧高田工業高校、現在の上越総合技術高校に勤務していた縁から、作品を管理する団体が寄贈しました。村山さんは生前、学校を中心に多くの作品を寄贈していて、たくさんの子どもたちに絵画に触れてほしいと話していたということです。 

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村山さんの娘 小林志野さん
「教職生活最後の4年間、当時の高田工業高校に赴任していた。思い出深い場所に寄贈できて、感謝している」

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14日は、生徒を代表して、美術部の3年生が作品を受け取りました。

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「雪積もりつつ」は、2009年の作品で、冬の妙高山と棚田が描かれています。

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もう一つの「旗」は、1999年の作品で、体育祭をモチーフにしています。悩める高校生に「自分の旗を持ちなさい」というメッセージが込められています。

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上越総合技術高校 中川誠一 校長
「絵を選ばせてもらったときに、子どもたちの『動』を表しているものを選びたかった。専門高校で、卒業後は就職する生徒が多い。自分のイメージに合った職業を、3年間で思い描いてもらいたい」

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美術部 池田香苗 部長
「普段ここまで大きな絵を描くことはない。すごいと思った。学校に過去にこういう先生がいたことを知ってもらい、伝えていきたい」

村山さんの娘 小林志野さん
「(絵を見て)子どもたちに地域の美しさに気付いてほしい。いまはありふれた風景でも、離れてみるとふるさとの美しさを感じると思う」

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作品は校内の階段の踊り場に展示されます。上越総合技術高校には、村山さんが生前に寄贈した100号の絵1枚がすでに展示されていて、これで3枚になりました。

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