2022年04月26日 18:31更新

上越地方は26日、前線の影響を受けて雨模様となりましたが、昼前に気温が上がり、上越市高田で最高気温25.3℃の夏日になりました。そうした中、上越市内では田植えが始まっています。

上越市清里区にあるグリーンファーム清里では、今月23日から田植えが始まりました。植えているのは早生品種の「こしいぶき」です。

同社の保坂一八代表取締役は「1年かけた大きなゲーム始まったという感じ。雪解けが遅かったので田植えまでの準備期間が短く、タイトなスケジュールの中でやっとここまで来た。周りから見れば、田植えが早いと思われるが、我々は6月上旬まで田植えをする。これから中山間地に向けて進めるので戦争状態」と話します。

グリーンファームでは約150ヘクタールで6品種を栽培する計画です。作業には半自動運転型の田植え機も導入しています。コメの作付けはコロナ禍の影響を大きく受けています。外食業界などの需要が大きく落ち込んだため、グリーンファームでは、今年から業務用米の栽培を1割ほど減らしたといいます。

 保坂さんは「食用米の販売環境がきつく、飼料用米と家庭用のコシヒカリの作付け面積を増やした。これから稲刈りが終わるまで気を抜けない。みんなで協力しながら頑張りたい」と話していました。

早生品種の収穫は8月下旬から始まる予定です。