2022年03月30日 14:25更新
去年に続きモート開催となったはんが甲子園の閉会式が28日に開催され、今年の高校生はんが日本一が決定しました。
全国高等学校版画選手権大会通称はんが甲子園は、高校生に創作の場を提供するとともに佐渡の理解を深めてもらおうと開催され、今年で22回目です。
今年のテーマは「佐渡幻想」。リアルに佐渡を体感することが出来ないのであれば現実の佐渡にとらわれることなく自由にイメージを膨らませてほしいという大会審査員長 小林敬生さんの思いが込められています。
閉会式には、本選に駒を進めた佐渡高校と佐渡中等教育学校を含む全国14校がリモートで参加し、結果発表を待ちました。
審査を行った小林敬生審査員長と佐渡版画村の中川順子理事長は、「スポーツの世界と違い芸術の場合勝敗を明確に判定するルールもありません。その中で作品が佐渡にかける思いをどのように訴えかけているか」を判断材料として選考にあたったとしました。
審査の結果、栄えある高校生版画日本一文部科学大臣賞に輝いたのは、岩手県立杜陵高等学校の「トキ日和」です。
佐渡の澄み切った空に飛び交うトキの姿がダイナミックに描かれていて、佐渡の人々の喜びをたらい船の女性の表情に込めた作品です。
特に木版の特徴を生かした輪郭線の力強さが魅力で高校生らしい作品だと評価されました。
同じメンバーで3年間挑戦してきたという杜陵高等学校の3人は「佐渡に行きたかった気持ちはあるが、楽しんで参加できた」と最終年度で最高賞を受賞した喜びを笑顔で語りました。
第22回はんが甲子園の作品は、佐渡版画村美術館で展示されています。
佐渡テレビジョン
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