2022年03月02日 08:04更新

県立高田農業高校で1日、卒業式が行われ149人が学び舎を後にしました。式はコロナの感染防止対策のため、3年連続、出席者を制限して行われましたが、卒業生は笑顔で未来への期待を膨らませていました。

  卒業式を迎えたのは149人です。感染防止対策のため、式に出席できたのは保護者と教職員、在校生の代表に限られました。

卒業証書授与では、一人ひとりの名前が読み上げられた後、各クラスの代表4人が伊藤大助校長から証書を受け取りました。

 伊藤大助校長は、AIやIOTなどが進んだ世の中には、農業高校で培った「自然への感性」が欠かせないと語り、卒業生を激励しました。 

そして「皆さんは極めて貴重な人材です。高田農業高校で学んだことを誇りに自信をもって人生を歩んでください」とエールをおくりました。

このあと、卒業生代表として、山﨑　丈さんが、3年間を共に過ごした仲間にむけ、「これから別々の道を進むことになる。寂しい気持ちでいっぱいだが、この学年の絆が皆さんの心にずっと残ってほしい。忘れないでほしい。」と呼びかけました。

卒業生
「農業高校でしか受けられない授業や貴重な体験ができて良かった」
「行事も思い出だが、日常生活が一番の思い出。勉強より仲間を大切にしてきた。一生の宝です」
「友達とのケンカなどいろいろあったがとてもいい3年だった。たくさん資格を取得し社会に貢献したい」

卒業生の進路は、半数近くが大学や専門学校への進学。もう半数が就職で、その8割が地元就職となっています。