2021年11月20日 19:23更新
上越市西城町2丁目のカトリック高田教会でパイプオルガンを分解・清掃し、組み立てなおす20年ぶりのオーバーホールが終わり、20日にコンサートが開かれました。参加者はクリアになった音色に耳を傾けました。
カトリック高田教会のパイプオルガンは、20年ほど前、当時の主任司祭だったマリオ・カンドゥチ神父がイタリアから譲り受けたものです。
毎年、メンテナンスは行われてきたものの、ちりやほこりがたまっていました。こうした中、聖堂では床の張替工事を行なうことになり、合わせてパイプオルガンを分解・清掃し、組み立て直すオーバーホールがことしの夏、20日間かけて行われました。オルガンが聖堂に設置されてからは初めてです。
オーバーホールが終わってから初めてのコンサートが開かれ、「りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館」専属のオルガニストとして14年間活躍した山本真希さんがバッハなどの曲、9曲を演奏しました。山本さんは10年以上前から年に1回、この聖堂のオルガンで演奏しています。
オルガニスト 山本真希さん
「以前より音色がクリアになり、美しくなった。だいぶ違います」
この日は市民50人のほか、オーバーホールを担当した西岡誠一さんも演奏を見守り、オルガンの音色に耳を傾けていました。
参加者
「10年以上、このオルガンの音を聞いてきたが、どことなくスッキリと優しい音色になった」「素晴らしい楽器。マリオさんのおかげです」
伊能 哲大 主任司祭
「オルガンは祈りを豊かにするもの。教会には素晴らしい芸術があることを提供していきたい」
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