2022年01月16日 04:00更新
佐渡市金井地区貝塚にある椿屋陶芸館で、佐渡伝統の無名異焼きを体験することができます。サドテレビアナウンサー宿輪ゆきが挑戦しました。
(宿輪)今回教えて頂くのは、椿屋陶芸館の佐々木さんです。よろしくお願いします。
(佐々木さん)よろしくお願いします。
(宿輪)椿屋陶芸館さんでは、たくさんの陶芸作品が展示されていますね。
(佐々木さん)こちらでは佐渡各地のおよそ10窯元の作品が展示・販売されています。
陶芸体験は、ゴールデンウイークや長期休暇を中心に家族連れなどに好評です。それでは体験へ。
(佐々木さん)この無名異焼きの赤土は、昔から鉄分が多く含まれていることから貧血予防や薬として使われていたそうです。
(宿輪)え、昔の人は土を食べていたんですか!?
(佐々木さん)土はさすがに食べられませんが、薬の一部に使われていたと言われています。
実際に土を触ってみると……
(宿輪)ひんやり冷たくて、気持ちいいですね。
今回作るのは佐渡の形の小皿です。まずは土台となるお皿の底を作っていきます。
(佐々木さん)綿棒や手のひらを使いながら、薄さ約5ミリほどまで伸ばしていきます。ここで注意したいのが、薄くしすぎてしまうと焼きあがった時に穴ができてしまったりするので気を付けてください。
(宿輪)なるほど。ほどほどの厚さにするんですね。
そして土台が出来上がったらここから佐渡の形に切り取ります。
(佐々木さん)竹串を使いながら、好きな形に切り取ってください。
(宿輪)お絵描きみたいで楽しいですね。私は佐渡の形の小皿を作りたいので、アルファベットのZ型みたいな…こんな感じですかね?
(宿輪)結構自信ありますよ。佐々木さんどうですか?誰がどう見ても佐渡ですけど…
(佐々木さん)そうですね。佐渡だと思います。
そしてお皿の縁の部分を作っていきます。
(佐々木さん)先ほど土台で切り取った土を使って、お皿の縁を作りましょう。手のひらを使って、土を細長く棒状にしてください。その部分がお皿の縁の部分になります。
時折佐々木さんに手伝っていただき黙々と作業すること15分。
ようやくお皿の完成です!また今回は余った土を使って、佐渡の形の箸置きも作りました。
そして焼き上がりがこちらです。焼き上がりには2週間から1か月ほどかかります。
手造りだからこそ出る味と、焼き上げる前にガラス質の「うわぐすり」を塗って焼き上げているので、赤土の特有の赤みを生かしながら光沢感のある仕上がりになっています。はじめての陶芸体験、大満足です。
ちなみに椿屋陶芸館では、陶芸のほかに佐渡産食材が堪能できる椿茶屋が隣接しています。体験に夢中になっておなかがすいた私は、気が付くと椿茶屋イチ押しのざるそばを注文していました。
(佐々木さん)こちらの塩ざるそばは椿茶屋でも人気のメニューです。佐渡産のものにこだわり、佐渡産のそば粉で打ちたてのお蕎麦と、佐渡産のお塩、そして佐渡産椿オイルで食べる新しいざるそばなんですよ。
まずはあごだしつゆでいただきます。
(宿輪)蕎麦のいい香りと打ちたてだからこそのコシが格別です。あごだしつゆがとっても合いますね。
そして次は椿オイルと塩でいただきます。一体どんなお味なんでしょうか?
(宿輪)お塩で食べるお蕎麦って美味しいんですね。そして椿オイルと一緒に食べることで、より蕎麦の香りを楽しめます。
陶芸だけでなくお食事も堪能することができました。椿屋陶芸館での体験は事前予約制です。
■問い合わせ:椿屋陶芸館 TEL 0259-63-5555 までお問い合わせください。
佐渡テレビジョン
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.