2021年11月13日 11:34更新
秋の風物詩、サケ漁がはじまった上越市の桑取川で12日、地元の上越市立潮陵中学校の生徒が投網漁に挑戦しました。
上越市立潮陵中学校では毎年、全校生徒が、学校の近くを流れる桑取川で、サケの投網漁を体験します。
生徒は事前に学校で網の投げ方を学んでいて、休み時間などに練習してきました。
今朝の桑取川は、水が澄んでいたものの、水量が少なく、サケの遡上はあまり見られませんでした。
結局、かかったのは1匹だけでした。
生徒(1年生)
「初めて投げて(サケ)入った…うれしい」
生徒(2年生)
「風が強く網がもどされて、うまく広がらない。(来年は)イメージトレーニングをして練習し、一網で2匹捕りたい」
桑取川漁業協同組合 平井民夫 組合長
「学校で練習して投網ができるようになったのに、川の状況がイマイチ。1匹で残念」
生徒は学校の近くにある谷浜小学校に通っていたとき、サケの稚魚を放流しています。今回の投網体験は、放したサケが川に戻ってきたことを確かめる学習でもあります。
生徒(3年生)
「小さかったサケがあんなに大きくなってすごい」
桑取地区ではサケが沢山戻ってくる川にしようと、漁協や住民が、上流の森に広葉樹を植える活動に取組んでいます。
平井 組合長
「サケが帰るために水をきれいに。植林は子どもたちにも手伝ってもらう。一番大事なこと。(将来は)地元で仕事しながら漁協組合員になって(サケ育成に)協力してほしい」
今年のサケ漁は今月3日にはじまり、1週間ほどで857匹が捕れました。
潮陵中学校では来週、揚がったサケを生徒がさばいて、サケフレークを作るということです。
北海道ではサケ漁が低調ということですが、今年の桑取川はまずまずの出足ということです。
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