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上越市新道地区 17年に及ぶほ場・用水路整備完了

2021年11月10日 19:18更新

17年にわたり、上越市新道地区で進められてきた、ほ場や用水路の整備事業が終わり、9日、竣工式が行われました。地元農家では、コメづくりがしやすくなり、担い手不足の解消に役立てたいと期待が高まっています。

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ほ場整備が終わったのは、新道地区の田んぼ、およそ194ヘクタールです。関川や戸野目川に面しているこの地区は、これまで排水路が浅いため、田んぼの水はけが悪い環境でした。また、昭和30年代に行なわれた整備が10アール単位だったため、田んぼが狭く、大型の機械を入れにくい状況でした。ほ場整備は、新潟県を中心に平成16年度から令和2年度まで行われ、事業費は23億7600万円です。

 

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新しいほ場は、10アール単位だった田んぼが1ヘクタール単位と格段に広くなりました。また用水路は、ゲートを設けた「自然圧パイプラインかんがい」という方式を採用、上越地域では初めての導入です。高低差を生かして水を送る方式で、ポンプがいらないため、維持管理費を抑えることができます。また、市街地の生活排水と分けたことで、水質が悪化しません。このほか、浅かった排水路を深くして、田んぼの水はけを改善しました。こうした整備の恩恵は286人の農家に及ぶということです。

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整備事業推進協議会 飯塚 一憲 会長
「農業就業者の減少、高齢化が急速に進み、農業生産力の確保が地域の課題だった。生産性の高い近代化農業が行われ、生産コストの縮減、農業所得の増大により農業経営の安定化が図られると確信している」  

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新道地区には現在、4つの農業法人があり、今回のほ場整備をもとに、大型機械の導入や担い手不足の解消に生かしていくことにしています。

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