2021年11月12日 04:00更新

日本酒の出来栄えを評価する第92回関東信越国税局酒類鑑評会で、上越市柿崎区の頚城酒造が製造する「越路乃紅梅 純米大吟醸 越淡麗」が純米吟醸酒の部で最優秀賞に続く「特別賞」を受賞しました。

越路乃紅梅 純米大吟醸 越淡麗　720ml　5500円

越路乃紅梅 純米大吟醸 越淡麗は、頚城酒造の蔵人が契約栽培した地元柿崎産の酒米「越淡麗」を100％使用し、仕込み水に平成名水百選に選ばれた大出口泉水を使用した、まさに柿崎の地酒です。上品で華やかな香りと、果実味を感じるやわらかな旨味が特徴の手づくりにこだわった日本酒です。

関東信越国税局酒類鑑評会は、酒類の品質評価を通じて酒造技術の進歩・発展を促し、品質向上を図るために毎年実施されています。新潟県をはじめ、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、長野県の6県でつくられた日本酒が対象です。92回目の今年は「吟醸酒」、「純米吟醸酒」「純米酒」の3部門に187の酒蔵から389点の出品がありました。審査の結果、部門ごとに最も優秀だった銘柄に最優秀賞、最上位に次ぐ銘柄に特別賞が授与されました。

頚城酒造の「越路乃紅梅 純米大吟醸 越淡麗」は純米吟醸酒の部で特別賞に選ばれました。頚城酒造が酒類鑑評会で特別賞を受賞するのは、これが初めてです。

頚城酒造の代表取締役  八木崇博さんは「初めての特別賞の受賞となり、素直に蔵人一同、大変うれしく思っております。しかし、特別賞の上には最優秀賞がありますので、それを受賞できるように、さらに技術研鑽をしていきたいと思います」と話しています。

このほか上越地域の酒蔵から、特別賞に次ぐ優秀賞に君の井酒造「君の井」、鮎正宗酒造「鮎正宗」、丸山酒造場「雪中梅」が選ばれています。

【純米吟醸酒の部】
特別賞：頚城酒造　越路乃紅梅　杜氏：吉崎 司

【吟醸酒の部】
優秀賞：君の井酒造　君の井　杜氏：早津 宏

【純米の部】
優秀賞：
　鮎正宗酒造　鮎正宗　杜氏：上石 修治
　丸山酒造場