2021年09月09日 10:30更新

学生がものづくりの技能を競う「若年者ものづくり競技大会」が8月に愛媛県県松山市で開かれ、上越テクノスクールの金子智幸さんが自動車整備の競技で銅賞を受賞しました。

中央：上越テクノスクール 自動車整備科2年生の金子智幸さん（19）

銅賞を受賞したのは、上越テクノスクール 自動車整備科2年生の金子智幸さん（19）です。金子さんは高校卒業後にテクノスクールに入学し、自動車整備士を目指し技術を学んでいます。大会に向けては、今年5月から練習を始め、大会前には毎日朝から夕方まで練習に励んできました。

大会は20歳以下の学生を対象に、ものづくりの技能を競います。メカトロニクスや機械製図など15の競技があり、金子さんは、自動車整備の競技に挑みました。エンジンやブレーキなどの分解や組み立て、車両電気装置の故障診断など5つの課題があり、時間制限内での作業スピードや、正確性が審査されます。

金子さんは午前中、故障診断の課題に挑みました。故障の原因を自分で探し出さなければいけないことや、初めて触れる車両だったため、制限時間内に終えることができませんでした。しかし午後は気持ちを切り替えて、練習の成果を発揮することができたということです。この競技には全国から15人が参加し、金子さんは銅賞を受賞しました。

3日、上越テクノスクールの牧野昭二校長から賞状とメダルを受け取った金子さんは「先輩方が金賞や銀賞を受賞してきたので、銅賞は悔しかったが、ほかの県の選手と競い刺激を受け、楽しかった」とふり返っていました。

金子さんは今年度テクノスクールを卒業します。来年の春からは、県内のカーディーラーに就職することになっています。

今後の目標について金子さんは「いろいろなことに挑戦し、たくさんの技術を身に着けたい。安心して乗ってもらえる整備をしたい」と意気込んでいます。