2021年08月13日 17:51更新
例年であればお盆に帰省客でにぎわう上越妙高駅は、13日、ホームを行き交う人もまばらで静けさが漂っていました。また妙高市の新井別院では、雨模様のなか、墓参りで先祖に手を合わせる人たちの姿がありました。
東京発金沢行きの新幹線が到着。大きな荷物をもち、帰省客とみられる人の姿は数えるほどでした。2年ぶりに帰省する孫を迎えに来たという女性は、「再会は楽しみだが、お盆の期間は感染に気を付けて過ごしたい」と話していました。
帰省の自粛が呼びかけられる中、今月6日から17日までの北陸新幹線の指定席の予約状況は今月5日現在、13万2000席と去年より6割強増えています。一方、ここへきてデルタ株の感染が広がる中、上越妙高駅の駅員は出迎えや見送りの人は少な目だと話していました。
一方、13日はお盆の入りということで各地のお寺では墓参りに訪れる人の姿が見られました。このうち、新井別院には雨の中花や線香、ロウソクを手にした家族連れが次々と訪れ、先祖の墓に静かに手を合わせていました。
新井別院によりますと例年お盆の入りには1日300人ほどが墓参りに訪れますが、13日は雨のため少なめだということです。
墓参りに来た人は「雨が降って心配だったが少し小降りになったので家族で来た。先祖が我々を育ててくれたから年に一度は恩返しに手を合わせる。墓参りができてすっきりした」と話していました。
新井別院の古見太郎さんは「お盆ということで遠方から来ている人が多いので感染対策をお願いしている。こういうご時世なので、末永くお寺とお墓の世話をお願いしたい」と話していました。
新井別院によりますと、墓参りは今月いっぱい続くということです。
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