2021年08月09日 18:00更新
全国高校総体、インターハイの卓球競技大会が12日から富山市で開かれ、女子ダブルスに上越高等学校の山田遥香さんと星野彩佳さんが出場します。本番を前に練習に励む2人を取材しました。
上越高校卓球部3年の山田遥香さんと、2年の星野彩佳さんです。2人は60組が出場した5月の県大会で準優勝し、インターハイ初出場を決めました。上越高校卓球部としては、これまで男子の出場はありましたが、女子は初めての快挙です。
山田さんは「率直にうれしい。どれだけ自分たちの力が通用するかすごく楽しみ」。星野選手は「インターハイに出場できるのでもっと練習を頑張らないといけないと思った」と話しています。
山田さんのラケットには、凹凸のあるラバーが貼られています。打球が変化しやすく、相手を崩す攻撃を得意としています。一方、星野さんは、バックハンドから繰り出す強いドライブショットが武器です。
ゲームでは、先輩の山田さんが相手を崩してチャンスを作り、星野さんが得点を決めるパターンで勝ち進んできました。
2人がペアを組んだのは県大会の少し前、この4月でした。短い準備期間でしたが、ポジションを効率よく入れ替えるコンビネーションを徹底的に鍛えてきました。
顧問の丸山輝美教諭は、先輩の山田さんがメンタルや戦術で星野さんをリードし、その力をうまく引き出していると評価しています。本番へ向けて、先輩と後輩の息はぴったり合っています。
お互いについて山田さんは「プレーの時は普段と違って大事なところで攻めに行き、すごく頼れる」と。
星野さんは「プレー中でもアドバイスで元気づけてくれる。困っているときは声をかけてくれるところが好きです」と信頼度も抜群。
2人のTシャツには「全てに感謝」の文字
山田さんは「先ずは1勝が目標。今まで支えてくださった方々、先生方、部活のみんなに恩返しできるプレーをしたい」と意気込んでいます。
2人は、初戦で山形県の代表と対戦することになっています。
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