2021年08月09日 17:00更新
上越市と妙高市で起きた火災発生件数は今年6月までに35件で過去10年で最も多いことが分かりました。また、この冬の大雪で雪下ろし事故などでの救助活動が増えました。
上越地域消防局によりますと、今年1月から6月までの上半期に起きた火災は35件で、過去10年間でもっとも多くなりました。内訳は建物火災が21件でこのうち住宅火災は11件でした。また、去年とおととしは火災による死者はありませんでしたが、今年は2人でした。
出火の原因で最も多かったのは、たばこと電気関係です。また、住宅用火災警報器の設置率は94.8%でしたが、作動を確認した世帯のうち、13.7%に電池切れや故障など何らかの不具合がありました。
警報器の交換の目安は10年と言われています。消防では火災を未然に防ぐために点検を行い早めの交換を呼び掛けています。
一方、救急出場は4548件で、去年より400件ほど増えました。これは、去年がコロナ感染対策で外出が少なかった傾向などがあり、例年より1割ほど少なかったのに対し、今年は、例年並みにもどったとみられます。
また、救助に関しては上半期の件数が27件で、去年より16件増えました。これは、この冬の大雪で屋根からの落雪や雪下ろし中の事故が増えたことによるものです。
消防ではこれからの時期、熱中症で運ばれる人や海の事故による救助要請が増えるとして、注意を呼び掛けています。
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