2021年08月04日 17:56更新

県立高田商業高校の生徒が商品の仕入れから販売までを実習するチャレンジショップ「Rikka(りっか)」が、ことしもあすから上越市本町商店街のあすとぴあ高田に期間限定でオープンします。今年のテーマは「SDGs」、持続可能な商品とは一体なんでしょうか。開店前日、準備の様子を取材しました。

県立高田商業高校では、本町商店街ににぎわいを呼ぼうと、毎年この時期、チャレンジショップ「Rikka」を運営しています。今年は商業クラブの1年生～3年生までの37人が商品の仕入れから販売に取り組みます。テーマは「SDGs」、国連が掲げる「持続可能な開発目標」。キャッチフレーズは「あつまれ！Rikkaの森」です。

社長の牧野拓さんは「ごみ、レジ袋、プラスチック削減のために、いろんな対策がされている」とSDGsの大切さを呼びかけています。SDGsにあわせた商品は食用コオロギを使ったせんべい。いわゆる「昆虫食」になります。コオロギの飼育は、一般の家畜と比べて環境への負担が少なく、新しいたんぱく源として注目されています。

これはRikkaオリジナル、「米」と書かれたバッグです。従来のコメ袋を再利用した米(まい)バッグというわけです。コメ袋は全校生徒に呼びかけて集めました。それを生徒が縫ったり折ったりして、手作りしました。大きさは2種類あり、いずれも300円。50袋限定です。

牧野さんは「頑丈に長く使えるように作った。家の野菜入れやエコバッグとして、買い物に利用してもらえるとうれしい」と話しています。

このほか会場には上越地域を中心とする14社から選んだパンやスイーツ、飲み物など25種類の商品が並びます。

シフォンケーキのあまりをラスクにした商品

本来は捨てるカニの甲羅を粉砕して入れた「カニ・コーラ」

チャレンジショップ「Rikka」は5日（木）～6日（金）、午前11時から午後3時まであすとぴあ高田1階にオープンします。

例年は大町小学校、城北中学校と連携していましたが、今年も感染対策のため去年に続いて高校生だけの運営になります。