2021年07月16日 18:33更新

上越市の優れた特産品や工業製品を認証する「メイド・イン上越」に新たに4点が選ばれ、村山市長から事業者に認証書が16日交付されました。

メイド・イン上越は上越市内で作られた優れた製品を市が認証し、全国への販路開拓や販売促進を支援する制度です。今年度は工業製品2点、特産品2点の4点が選ばれました。

これは有沢総業株式会社の製造したスノーポール「レルヒ」です。FRP、繊維強化プラスチックで出来ていて、道路除雪や雪道走行の目印として使われます。同社の橋詰敦取締役は「軽い・錆びない・耐久性がある。高輝度で安全。雪降っても夜でも安全なポールで雪深い山でも海岸の塩害にも効果発揮する。今までPRができていなかったので、この機会により他県にもPRしていきたい」と話しています。

これは町田醤油味噌醸造場の唐辛子醤油です。上越伝統野菜の鬼胡椒のすりおろしを醬油に漬け込みました。同社の町田靖典専務は「今回の唐辛子醤油で5品目の認証品。色んなイベントに参加する機会をもらって、直接対面販売ができる。メイド・イン上越はPRの場として効果的な面がある」と話していました。

このほか、日鉄工材株式会社のチタン製電着ドラム（電解銅箔製造設備）と苺の花ことばの越後姫バターが選ばれています。

メイド・イン上越はこれまでに工業製品で17社から31品、特産品で30社から91品が認証されていて、3年毎に再審査があります。市では、認証事業が来年度10年目を迎えることから、3回の再審査をクリアした製品は、永久認証とするなどの見直しを検討するとしています。