2021年06月23日 15:09更新

佐渡市の高千小学校で、児童がお店を出店し、地域の人と交流する「たかちっ子祭り」が6月22日におこなわれました。

「たかちっ子祭り」は、出店までの準備や運営をすべて子どもたちだけで行う学校行事です。活動を通して互いを認め、協力し合う姿勢を育んでほしいという思いが込められています。祭りには金魚掴みやミニゲームレース、射的、クイズの4つの出店があり、児童は前半と後半で交代しながら一生懸命、店番をしていました。

この日は、高千小学校の児童25人のほか、高千中学校の生徒18人、保護者や地域の人40人ほどが小学校を訪れ、ゲームに参加して交流を深めていました。

また今回は、県のいじめ見逃しゼロ強調月間中の開催となったため、高千･外海府地区青少年健全育成協議会によって、いじめ防止に関するオンライン講演会が行われました。

お笑い芸人として活動しているほか、株式会社なまらエンターテイメントの高橋なんぐさんが「高橋なんぐのお笑い授業～いじめ見逃しゼロ～」をテーマに講演しました。

高橋さんは時にユーモアを交えながら、見方や人によってものの捉え方が違うことを伝え、様々な価値観を受け入れる大切さを説きました。

また、30人敵がいても300人の味方が、3000人敵がいても3万人の味方がいるため、安心して周りに助けを求めて欲しいと伝えていました。

児童は「自分は良くても相手が嫌だと思うこともあるんだとわかった」と話していました。

高千･外海府地区青少年健全育成協議会の濱野浩会長は「この活動が子どもたちの成長や地域づくりの一助になればと」と話していました。

そのほか、校内には、グループワークで完成させたいじめ防止に関するスローガンが張り出されていて、11月には高千中学校でいじめ防止関する活動が行われることになっています。

佐渡テレビジョン