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桜プロジェクトJ 公園の見本園を土壌改良 樹名看板取り付け

2021年06月26日 19:34更新

高田城址公園のサクラの木の保護に取り組む上越市の「桜プロジェクトJ」の活動が26日行われ、見本園一帯の土壌改良や樹名が書かれた手作り看板の設置に取り組みました。

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桜プロジェクトJは「100年後も元気な桜」の状態を目指して、サクラに肥料を与えるなど、保護や育成活動に7年前から取り組んでいます。今回は今年度2回目の活動で、市民団体やボランティアなど約30人が参加し、公園の東側にある見本園のサクラの土壌改良に取り組みました。

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作業はまず、サクラの根を傷つけないよう樹木の周り4か所に深さ20センチくらいの穴を掘ります。そのあと掘った土と腐葉土を混ぜて土の状態をフカフカにします。作業を指揮した上越市都市整備課公園管理係で樹木医の加藤広大さんは「樹のまわりを人が歩くと土が硬くなってしまう。そうすると根が伸びにくくなる。伸びやすくするために堆肥を入れる。サクラは根が伸びた分、自分で葉を出すための水分・養分を根から吸い上げやすくなる」と解説してくれました。

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この日初めて活動に参加した女性は「公園にはよく来ていて愛着があるので恩返ししようと。こんなに1本1本愛情かけてやっているのは知らなかった。これから愛着が出る。皆さん100年先まで桜を残したいと意気込みでやっていて、その仲間に入れてよかった」と話していました。 

このほか参加者はサクラを蝕む害虫の防除剤の取り付けや、参加者が手書きした新しい樹名看板を見本園のサクラに取り付けました。

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また作業の合間には、ことしのサクラの花付きに関するデータが紹介されました。それによりますと園内全てのサクラ2134本で、前の年より着花状況が向上したのは約25%でした。樹木医によりますと、環境的な要素が大きいもののサクラの長寿命化の試みが着実に実を結び始めているということです。

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桜プロジェクトJの鈴木敏男リーダーは「良い結果がでているのかな。年々の効果が出ている気がする。ことしは雪害で大変な状態で心配していたが、市の桜守が一生懸命やってくれた。わたしたち市民で一生懸命取り組めば、またきれいな花が咲く。みなさんが参加して楽しいような企画を考えて、できるだけ多くの人に参加してもらえるようにしたい」と話しています。

桜プロジェクトJの活動は今年度あと6回あり、次回は7月24日です。プロジェクトでは活動する参加者を絶えず募集しています。詳しくは上越市のホームページでご確認ください。

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