2021年05月29日 10:08更新
心ひとつに、保護者も絆を結びました!
今年度開校した上越市立板倉小学校で初めてとなるPTA活動が行われ、保護者が児童に代わり、校舎やプールの清掃に汗を流しました。
板倉小学校は山部、宮嶋、針の3校が統合し、針小学校の校舎を改修して4月に開校しました。PTAの全体活動としては今回が初めてです。全校児童118人のところ、保護者と教員約85人が集まり、学校の清掃活動に取り組みました。竹田正子校長は初活動に清掃が選ばれたことに「ひとつは子どもの時間の学習時間の確保。新しいPTAなので教員も含めて仲良くなる、親睦深めるのも理由」と話しています。小暮綱光PTA会長は「統合して最初の年。保護者の人も一緒に活動する機会が欲しかったので企画した。綺麗な学校で勉強してほしいし、保護者の活動として清掃が一番良いかなと」と話します。
女性陣は校舎の窓拭きとトイレ掃除の担当です。学校では週に3回児童が朝10分間の清掃に取り組んでいますが、ほぼ床掃除で終わっていて、窓ふきまで辿りつけないということです。
保護者も「もともと保育園が同じで、保護者も顔見知りが多い。意外と初めてという感じがしない」「ガラスがないと思ってぶつかるくらい綺麗になったなって、子どもたちに気づいてもらいたい」と笑いあい、「子どもたちには、心ひとつにして協力し合って、良い板倉小にして、新しい伝統を作っていってほしい」と話していました。
男性陣はプール清掃です。去年はコロナ禍で水泳授業がありませんでしたが、今年度は対策を講じて実施が計画されています。保護者は「子どもは新しい友達も増えて、すごく充実した表情している。合併しても人数そこまで多くないので、1人1人と深く仲良くなってもらえれば。プールで事故のないよう楽しい思い出いっぱい作ってもらいたい」と大量の泥をすくっていました。
また児童が頻繁に通るピロティのスペースを確保するため、スキー板など現在不要なものをまとめて旧宮嶋小に運ぶ作業も行われました。
作業は約1時間でしたが、大人の力であっという間に綺麗にになりました。竹田校長も「児童も10分一生懸命やるが、窓や桟は子どもの手では難しい。保護者のおかげで綺麗になって大変ありがたい。児童も保護者も1歩1歩ひとつになっている実感がある」と話していました。
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