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有毒な皮ふくむおそれ「身欠フグ」上越市内の鮮魚店で販売される

2021年04月21日 18:23更新

上越市内の食料品店で、有毒なマフグの皮が一部取り除かれずに販売されていたことが21日にわかりました。県は回収を急ぐとともに、絶対に食べないよう注意を呼び掛けています。

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写真提供:新潟県 
毒を含むとみられる薄皮が残存したマフグ(身欠フグ)

このフグが販売されたのは、上越市昭和町2丁目の「クスリのアオキ 上越昭和町店」で鮮魚などを販売している「日本海 第一時羽丸」です。

新潟県によりますとマフグは佐渡で水揚げされたもので、今月17日に佐渡市の「有限会社 石原商店」が処理加工したものです。マフグの有毒部位は卵巣と肝臓と皮で、それらは取り除かれていましたが、毒を含むとみられる薄皮(皮下組織)が残った状態で「身欠フグ(みがきふぐ)」として、長野県と新潟県内におよそ90キロを出荷しました。食中毒を防ぐため、通常は有毒部位をすべて取り除く決まりになっていますが、この時は確認せずに出荷してしまったということです。

その後、市場を通じて長野県で販売された「身欠フグ」を買った購入者から、薄皮が残っていると長野県の保健所に相談があり判明しました。

「日本海 第一時羽丸」では4月19日から20日にかけて身欠フグ8尾が売れたということです。

新潟県福祉保健部生活衛生課では、処理業者に対して商品の回収を指示するとともに、購入者に対し「決して食べないで、購入店舗に返品をお願いします」と呼びかけています。

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