2021年03月09日 15:58更新
県立看護大学は9日卒業式を執り行ない、109人が学び舎をあとにしました。式はコロナ対策で、去年に続き規模を縮小して行われました。
看護大学を卒業したのは、看護学部の学生96人と大学院生13人の109人です。式ではコロナ対策として、来賓は招かず、保護者向けにオンラインでライブ配信しました。
卒業生の名前が一人ひとり呼ばれた後、代表の相賀菜々さんが小泉美佐子学長から卒業証書を受け取りました。
小泉学長はあいさつで「今年はコロナ禍で看護の力と価値を再認識する機会になった。卒業生にはクラスメイトや教職員との縁を糧に、社会に羽ばたいてほしい」とはなむけの言葉を贈りました。
続いて、卒業生を代表して大久保奏さんが「コロナ禍において看護職となり、つらいことも苦しいこともある。それを乗り越えた先に、自分自身で道を開けると信じている」と、旅立ちの言葉を述べました
大学によりますと看護学部を卒業した96人は、91人が医療機関に就職し、そのうち62人が県内となっています。
卒業生は「4年間頑張ってきてよかった。実習は想像以上に大変で、まだまだだと思った。患者にとって最適な看護ができるようになりたい」、「仲間と切磋琢磨して自分の看護観を作り上げた。実習で自分の考えた援助で『ありがとう』と言われたことにやりがいを感じた。臨床に出た後も学ぶ姿勢を持ち、よりよい看護師になりたい」と話していました。
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