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バックカントリーも安全に! 「アカカン」にビーコンチェッカー

2021年02月23日 09:19更新

山スキーヤーなどが身につける電波受発信機「ビーコン」が、正しく作動するかどうかチェックする装置「ビーコンチェッカー」が、妙高市の赤倉観光リゾートに設置されました。ビーコンを身につけたスキーヤーなどが機械の前を通ると、ビーコンの作動状態が「〇」や「×」で表示されます。

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設置されたのは、赤倉観光リゾートスキー場の山頂、バックカントリーの出発地点です。赤倉観光リゾートはバックカントリーの人気が高いため、より安全に楽しんでもらいたいと、スキー愛好家の寄付をうけて設置されました。

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赤倉観光リゾートの後藤幸泰支配人は「バックカントリーはスキー場の管理外だが人気。求めて来るお客さんは多い。ビーコンチェッカーの設置で、より安全にスキーを楽しんでもらえるのでは」と話しています。

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このビーコンチェッカーの特徴は、ソーラーシステムで作動し、コンセントがない山頂付近でも利用できることです。開発したのは、長野県白馬村でバックカントリーガイドをする竹尾雄宇さん。竹尾さんは「これまでビーコンチェッカーは、入山口などの本来置いてほしい場所になかった。ソーラー発電で、より必要なところに置けることがメリット」と話します。

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開発者 竹尾雄宇さん

竹尾さんによりますと近年、バックカントリーに入山する人のビーコン保持率はほぼ100%ですが、せっかく携帯しても電源を入れ忘れる人もいるということです。竹尾さんは「雪崩に巻き込まれた場合、窒息死までのタイムリミットは15~18分といわれている。ビーコンを持っていないと埋没者の探し出しは難しいが、慣れている人なら2~3分で埋没場所を確定できるため、助けられる可能性も高い」といいます。

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赤倉観光リゾートでは毎年、バックカントリーからの救助要請が2~3件ほどあり、その都度パトロール隊が出動しています。また2015年には、男子学生がコース外で雪崩に巻き込まれ死亡する事故がありました。そのとき、男子学生はビーコンを持っていなかったということです。

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赤倉観光リゾートの相楽潤パトロール隊長は「慣れていない人でも、パウダーを求めて自然と外に行ってしまう。バックカントリーに興味をもったら、雪に対する装備をしっかりしてから遊んでほしい。自分の身を守るだけでなく、仲間を助けることにもつながる」と話していました。

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