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ILC技術で産業振興を 妙高ゆきエビを視察

2017年06月07日 17:54更新

世界で一か所だけ建設される宇宙の誕生にせまる研究・実験施設「国際リニアコライダー」通称ILCの技術を産業に利用する方法を探るため、大学の研究者などが妙高市のエビの養殖場を視察した。

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ILCとは、電子と陽電子の素粒子を衝突させ、宇宙が誕生した瞬間を再現する世界最高・最先端の研究実験装置。全長31キロメートルから50キロメートルの地下トンネルに設置するもので、世界中の研究者が協力して建設しようと計画を進めている。国内では、宮城県と岩手県にまたがる北上山地が候補地のひとつにあがっていて、地元では、膨大なエネルギーと情報をコントロールする世界最先端のILCの技術を使い、少子高齢化が進む日本の活力維持に役立てる取り組みが進められている。

視察に訪れたのは、こうした活動に携わる大学の研究者や東北7県にある企業をサポートする「東経連ビジネスセンター」のメンバーなど12人。一行は、妙高市のエビの養殖会社IMTエンジニアリングで、室内のプールを使ってエビを養殖している様子を見学した。

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視察メンバーで東北大学と岩手大学の吉岡正和客員教授は、「すばらしい。補助金で一時的にやるが持続できない場合が多い中、ここでは持続可能なビジネスになっている。見込みがある。」と高く評価。

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視察を受け入れたIMTエンジニアリングの冨田ゆきし社長は「技術も可能性もあるが、資金面で事業展開できない。協働できれば十分可能性がある。」と期待感を表していた。

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