上越妙高タウン情報

上越妙高タウン情報

  • 雪國商店オンラインショップ
  1. 上越妙高タウン情報
  2. ニュース
  3. 上越市の大雪被害農家へ 国が支援対策説明

上越市の大雪被害農家へ 国が支援対策説明

2021年02月15日 16:21更新

この冬の大雪で、大きな被害を受けた農業用ハウスなどへの国の支援を説明する会が12日(金)に上越市で開かれました。出席した農家からは「雪が消えないと本当の被害状況が分からない」、「高齢化で資材だけ支援されても自力再建できない」という声があがりました。

Still0215_00001

説明会には、上越市内の農家など200人ほどが出席しました。

Still0215_00000

上越市によりますと今月10日現在、農業用施設180件、ハウス280棟が大雪で被害を受けました。

国の支援制度を説明した北陸農政局によりますと、農業用ハウスの支援は、共済加入者の場合、事業費の2分の1を上限に、最大600万円までとなっています。共済に入っていない人は3割です。ただし、支援の対象は資材費のみとなり、施工費は入りません。説明会ではこの点に疑問を投げかける声があがりました。

ブドウ農家
「ブドウ棚はすっぽり埋まっている。雪が消えるに従い被害がつぶさになる。高齢者1人の作業はむずかしい」

コメ農家
「太いパイプを立てるが自力施工は無理。なぜ自力を想定するのか?」

こうした声に対し農政局の担当者は「元々、緊急支援対策は資材費支援の措置」と答えました。

このほか、荒天に強い対候性のハウスをJAなどが建設して、被災農家にリースする仕組みも説明されました。

コメ農家
「農機具格納ハウスがつぶれた。いろいろ復旧できるか思案している。気象災害なので国市町村が応援してくれるのはありがたい」

ブドウ農家
「棚の撤去は国が2分の1を埋めてくれるので(農家で)まとまれば数になる。力になる」「人的支援が無い。高齢者が多いブドウ園は、組合が協力して互いを支えあうしかない。秋にブドウを楽しみにしている方がたくさんいる。前向きに希望をもたないとやっていけない」

なお上越市は、国の補助に上乗せを検討していて、今月中に具体的な内容を発表することにしています。

 

この記事が気に入ったら
上越妙高タウン情報にいいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でJCV Fan !をフォローしよう!

Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.

ページトップへ戻る