2021年01月19日 18:15更新

1月23日（土）から上越市高田地区の一斉雪下ろしが予定される中、対象の町内会から雪を下した後の排雪がいつから始まるかをはっきりしてほしいという声が上がっています。これに対して市は、下ろしした雪の量で判断するとして、事前に具体的なスケジュールを示すのは難しく、排雪の進み具合にあわせ、ホームページで適時、発表する方針です。

これはこの日、市が開いた町内会への説明会で明らかになりました。高田地区の町家などでは、屋根や雁木の積雪は、先週14日（木）をピークに減少傾向にありますが、1月18日現在、南本町3丁目ではおよそ1ｍ20cmの積雪があります。重量は1㎡あたりおよそ460kgとなっています。これは、一斉雪下ろしの基準となる420kgを上回っています。

一斉雪下ろしは、1月23日と24日、高田地区46町内のうち希望する36町内で、いずれも午前8時30分から始まります。実施する道路の総延長は22.3キロで、9年前の一斉雪下ろしより7キロ長くなっています。

この日の会議では、25日から5日間かけて行われる排雪作業について、町内会側から、マイカーを出すタイミングをふまえた質問が相次ぎました。市では、雪下ろしが始まったあと、作業の進行状況を市のホームページに掲載し、あわせて排雪の予定を示せるかを検討しています。

都市整備課 課長 川瀬 裕之さんは「基本的には運搬路につながる道から順にやっていくと思う。なるべく効率よく、情報発信もしていきたい」と話しました。一方雪下ろしをするのは、原則、個々の家の持ち主ですが、高齢者は業者に委託するケースが多く、業者を探すのに苦労している町内もあるということです。

9年ぶりとなる一斉雪下ろしの主な雪捨て場は、高田城址公園の南堀、やぶの川辺公園、総合運動公園の3か所。雪捨て場へ向かう南本町や稲田など一部の道路では排雪作業を23日から優先的に行います。また、雪下ろしや排雪が行われる道路に面したごみ集積所では収集が休止になるため、住民は再開までごみを自宅で保管する必要があります。