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成長して戻ってきてね 水族博物館のペンギン引っ越し

2017年06月01日 14:40更新

来年、移転新築される上越市立水族博物館のマゼランペンギン44羽が、1日、約400キロ離れた静岡県にある伊豆・三津シーパラダイスに運ばれた。

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ペンギンは、まずケージに入れられた後、飼育員の手で次々とトラックまで運ばれた。いつもと違う環境にペンギンは、やや落ち着かない様子だったが、飼育員のひとりは、「ちょっとそわそわしているが、パニックにはなっていない。自分でエサをとって食べられずエサを与えないといけない幼いペンギンもいるのでっちょっと心配」とやさしく見守っていた。

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トラックには飼育員も乗り込み、1時間おきに休憩して熱気がこもらないように荷台の扉を開けて換気を繰り返すほか、ペンギンの体温が上がりすぎないように水をかけたりしながら、6時間以上かけて運ぶという。

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長年飼育してきた水族館の大淵さんは、「長旅になるので到着したあとエサをちゃんと食べるか心配。去年生まれたペンギンは今年羽根が生え変わるので、もどってきたときに大人になった姿を見られるのが楽しみ」と話していた。

水族博物館では、残る82羽のマゼランペンギンと2頭のアザラシを、今月8日に神奈川県の横浜八景島シーパラダイスに運ぶことにしている。

ペンギンとアザラシは、来年新しい水族博物館が完成すると上越に戻ってくる。

 

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