2020年12月19日 06:00更新

コロナに負けない力作がずらり！

上越地域にある高校12校の美術部・書道部が一同に会した合同展が、19・20日(土・日）と上越市本町５丁目のミュゼ雪小町で開かれる。今年はコロナ禍で、生徒たちにとって発表の機会に恵まれなかった中での開催。18日は生徒たちが展示作業の合間に、他校の作品を観賞して交流を深めた。

この作品展は学校の垣根を越えて、生徒同士で刺激しあおうと、上越地区高等学校美術書道研究会が毎年この時期に開いている。会場には、12校から101点の美術作品と42点の書道作品が展示されている。ことしはコロナ禍で県の総合文化祭や上越市展などが軒並み中止となり、作品を発表する場はこれが初めてとなる。

この日は展示作業のあと、生徒たちが他校の作品を鑑賞し、中でも書道部門では、各校の顧問がていねいに講評するなどして、交流する光景がみられた。

新井高校1年生の絵画を鑑賞していた上越高校1年生は「おばあちゃんの顔のシワの表現がリアル。布の書き方はすごい勉強になる。レベルが違うと感じる」と他校生徒の画力に感心していた。

当番校の新井高校、佐藤直人教諭は「この合同展まで生徒たちの目標やモチベーションを作ることに苦労した。生徒にとっても出品は1人1点ほど。集中して頑張った姿勢を評価して。地元の小中学生にも高校生の取り組みを知ってほしいので、ぜひ皆さんに来ていただきたい」と話している。

■上越地区高等学校美術書道研究会 合同展

日時：12月19日(土) 午前9時～午後5時
               20日(日)午後9時~午後3時
会場：あすとぴあ高田５階ミュゼ雪小町