2020年11月09日 18:07更新

人呼んでロイヤルサファイア！

きょう11月9 日は119番の日。これに合わせ上越地域消防局は、映画館から学校まで、さまざまな施設での火災予防活動に一層力を入れるため、「消防査察隊」を新たに発足させた。

消防査察隊は映画館やホテル、飲食店など不特定多数の人が利用する施設や学校、事務所などを対象に、防火装備や管理体制などが適切かどうかを検査する専門チーム。管内１万1,449件の施設が対象となる。隊員は９人。違反是正アドバイザーや予防技術資格者、消防設備士などで構成されている。消防査察隊は県内の消防で初めての設置となった。

9日は、伊藤公雄 局長が、隊員に辞令を交付し、消防査察隊の証となるワッペンを授与した。

きょうは、初陣式ということでイオン上越店で隊が2班に分かれて特別査察も行われた。

店内のスプリンクラーの周囲には散水障がいになるような掲示物などがかかっていないか、防火シャッターの下には物が置かれていないか、消火器が適切に管理されているかなどを点検した。

隊の愛称は「ロイヤルサファイア」。紺色の査察服に身を包み、サファイヤのように予防業務に光を当てる願いが込められている。伊藤公雄局長は「地味な印象の予防業務に光を当て、誠実・忠実に任務貫徹する思いを込めた。上越地域の予防行政の礎をかため、全国の消防査察の先駆けになることに期待している」と激励した。

古川敦 隊長は「一般市民と顔を合わせて指導する業務。親切・丁寧・分かりやすく説明し、すべては皆さんの安全のためということを最重要にご理解いただき、安全な建物に移行するよう活動していく」と決意を語った。