2020年10月17日 17:33更新
上越市立柿崎中学校の創立50周年記念式典が17日、かきざきドームで開かれた。
柿崎中学校は昭和45年、黒川中、下黒川中、黒岩中が当時の柿崎中に統合されてできた。これまでに約8300人が卒業している。
柿崎ドームで開かれた記念式典には在校生210人のほか、歴代の校長やPTA、地域住民など85人が出席した。式では長谷川泰山校長が学校創立に至る経緯を紹介した上で「地域の皆様の大きな願いと思いがこめられ、ようやく建設された中学校であることを在校生と教職員は決して忘れてはならない。柿崎中の創立に関わった熱い思いに応えるべく、将来の柿崎区・上越市・日本を背負って活躍していく人材の育成に向けて全教職員・全校生徒一丸となって取り組んでいく」と述べた。
また生徒会長の坂木陽さんはコロナ禍の中で50年の次の歩みを止めなかったのは支えてくれる沢山の人たちのおかげとし「ようやく未来に向けた次の一歩を踏み出せたと実感している。これからも勉学に励み、部活動や委員会活動を充実させて柿崎中学校の伝統を守り継承していくことを約束する」とよろこびの言葉を述べた。
あわせて会場には生徒たちが制作した縦5m、横6mの巨大なモザイクアートが掲げられた。学年ごとに小さな紙を貼り合わせて、去年の記念体育祭で撮影した人文字の航空写真を作ったもの。
3年生の熊木崇人さんは「ひとつひとつの紙をつなぐように50年の歴史をつなぎたいという思いで作った。柿崎中は挨拶が良くてボランティア活動も力を入れている。恥じないように生きていきたい」同じく3年生の小林愛唯さんは「柿崎中の歴史を次の世代につないでいけるよう、今できることを頑張っていきたい」と話していた。
なお今回の記念事業として地域の企業や個人から677万円の寄付が寄せられ、学校のテニスコートや野球場、屋外時計などが整備されたという。
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