2020年08月27日 17:50更新

子ども目線が初々しい！

妙高地区の自然や歴史を紹介するカルタが完成し、制作に協力した妙高市立妙高小学校の児童に27日に贈呈された。

これが完成した「妙高かるた」。大きさは普通のカルタより大きいA3サイズ。

内容は、妙高山やブナ林、観音菩薩など地域の名所や歴史にまつわるものが題材になっている。企画したのは、学校で長年読み語りをしている「絵本を楽しむ会ひだまり」。

「妙高かるた」は全部で44句。そのうち30句は妙高小学校の児童が考えたものからつくられた。カルタづくりは昨年春からはじまり、児童は自分の足で名所などを訪ね句の題材を探した。実際に句を作るときは、俳句に詳しい人などが指導にあたった。その結果、昨年の全校児童102人から198句が集まったという。

カルタの絵札を描いたのは、新潟市のイラストレーター阿部豊子さん。27日はひだまりのメンバー3人が妙高小学校を訪れ、完成したカルタを児童に手渡した。

絵本を楽しむ会ひだまりの川上壽子さんは「子どもたちは、思うままに書いてくれる。大人では思いつかないようなユニークさがあってすごい。とても評価できる仕上がりになり、子どもたちの力に感謝している」と話した。

妙高小学校では11月にカルタ大会を行う予定。「妙高かるた」は来年5月、裏に歴史の解説などを入れた通常サイズ版を販売するということ。