2017年05月05日 17:33更新
まぶしい新緑。水のせせらぎ。そして、透き通るようなトコロテン…。
きょう5月5日は暦のうえで夏の始まりとされる「立夏」。上越市では6月中旬並みの陽気になる中、トコロテンを提供する大島区の「日本一うまいトコロテン」が〝涼〟を求める人たちでにぎわっている。
創業明治18年の老舗の営業が今季も先月から始まった。トコロテンは、岩山から湧き出る水温10度ほどの水と天草でつくり、提供される直前まで湧水で冷やす。 5日は上越市の最高気温が24度を超え6月中旬並みの陽気に。店には市内外から多くの人が訪れ、新緑やテラスの前に流れる滝の音、そしてトコロテンを食べて涼しさを感じていた。前橋から通う女性は「おいしい。ここで食べないとダメ」。また、十日町市から年に5度ほど訪れるという男性は「いつもはかなり涼しいがきょうは暑い。トコロテンを食べるにはちょうどいい」と、今季初のトコロテンの味に満足げだ。
5代目店主の武江稔さんは「五感で涼しさを感じながら、トコロテンを楽しんでほしい」と話していた。営業は10月まで続く。
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