2017年04月29日 18:08更新

上越市にサテライトオフィスを構えた東京のＩＴ関連企業「テラスカイ」の就職セミナーが29日、本町5丁目の町家交流館高田小町で開催された。講師はテレビでもおなじみ、タレント活動をしているジェイソン・ディヴィッド・ダニエルソンさん。就職活動中の学生にエールを送った。

ジェイソン・ディヴィッド・ダニエルソンさんは日本でのタレント活動の他、テラスカイのグローバルアライアンス事業部長と米国法人の副社長も務めている。

ジェイソンさんは、参加者に自身がＩＴの仕事をめざした理由について、「自分が生まれた30年ほど前には、まだそれぞれの家庭にはなかった。パソコンがそのおよそ10年後には、当たり前のように置いてあるようになり、さらに数年がたつとインターネットですべてが繋がるようになった。さらに数年たつと人間の全ての知識が全ての人のポケットに入るようになった。こんなスピードの進化は、他の業界にはない。そのすごいことの中に入り込めば、すごいことが出来るのではないかと思った」と語った。

またエンジニアの心得として、他人にはできないことが自分には出来る「専門性」を持つことの大切さを伝え、「一つのスキルを深く追及するのも一つの選択肢だが、さまざまなスキルを兼ね備えることも重要だ」とアドバイスした。

今回セミナーを開いた株式会社テラスカイでは、今年度２人、来年度に４人の地元採用を予定している。佐藤秀哉代表取締役社長は、東京でも新潟でもどこからでもサービスが提供できるクラウドの良さをあげたうえで「新潟を一つの拠点としてアメリカ・アジアなど、全世界に向けて出来ればと思っている」と展望を明かした。