2020年04月09日 16:00更新

新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が発令されたことを受け、えちごトキめき鉄道はリゾート列車「雪月花」の運行を4月10日（金）から5月10日（日）までの1か月間、取りやめることになった。

同社営業部の石黒孝良取締役は「お客様、職員、地域全体の安全を守るには政策どおりやるのが賢明」と話した。

これに伴い期間中の予約は全てキャンセルとなる。予約した人には全額が返金される。石黒取締役は「前からインフルエンザの対策をとっていた。これをコロナウイルス用に内容を拡大し対策を立てた」と語った。

雪月花では、新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ちている生花の消費拡大に貢献しようと、列車内に花を飾る取組みを始めたばかりだった。今後は直江津駅の改札口や自習室などに花を飾るという。石黒取締役は「暗いイメージを払拭しなければ。今は充電期間、終息したらすぐに案内できるよう楽しいイベントを計画している。是非期待してほしい」と話した。

えちごトキめき鉄道の普通列車は今後も通常通り運行される。なお、4月10日（金）と11日（土）に予定されていた「雪月花」としなの鉄道の観光列車「ろくもん」の相互乗り入れも中止となっている。