2023年02月01日 18:41更新

1日（水）の上越地方は、時々日差しが差しこむなど穏やかな陽気となり、上越市高田では最高気温が11度を超え、3月中旬並みの温かさとなりました。一転今夜からは冬型の気圧配置が強まり風が強まる見込みです。

上越地域の各地の最高気温は、上越市高田で11.4度、大潟で10.5度、安塚で7.7度、妙高市関山で8.1度と、いずれも３月中旬並みの陽気となり、寒波から一転、雪解けが進む1日となりました。そうした中、上越市の金谷山スキー場がオープンし、さっそくスキーを楽しむ人の姿がありました。

 スキー客
「市内から。気持ちいい。思わず来てしまった」

上越市上中田では青空ものぞくなか、雪国ならではの作業が行われました。雪下野菜の収穫です。

収穫していた人
「雪下ダイコンの収穫。暑くて（上着）脱いだ。ダイコンは人に配ろうと…」

一方、住宅街では除雪作業です。

 除雪していた人
「あすから降る予報なので今のうちに。ちょうど休みだったので雪を下ろそうと」
「（除雪機）手を入れるときはエンジンを止める。滑ったりするので気をつけている」

上越地域では、ここ数日雪による事故が相次いでいます。

上越市吉川区では31日（火）午前6時前、60代男性が自宅屋根の雪庇を落とそうと、高さおよそ４メートルのはしごから転落し、緊急搬送されました。柿崎区では31日（火）午後3時半過ぎ、60代男性が玄関屋根の雪下ろし中、雪とともに地面に落下し、右腕をけがしたということです。おととい30日（月）には、牧区で50代男性が勤務先のカーポートの雪下ろしをしようと、はしごから転落し、頭や背中を打つなどのけがを負いました。また妙高市新井地区では31日（火）正午過ぎ、70代女性が自宅の除雪作業中に具合が悪くなり緊急搬送されましたが亡くなりました。疾患の発症によるものということです。

1日午後6時現在、雪によるけがなどの人的被害は、上越市で6人、妙高市で10人となりました。

一方、1日から雪捨て場が開設されました。上越市では船見公園駐車場と上越大橋付近の関川河川敷の2か所。妙高市では、美守にある新保橋付近です。2日（木）からは妙高支所前、妙高高原メッセの隣も開設されます。

新潟地方気象台によりますと、2日（木）の上越地方は風を伴った雪となる見込みです。上越地域の降雪予想は平野部で最大5センチ、山沿いで最大30センチ。最大瞬間風速は海上で30メートル、陸上で25メートルとなっています。

鉄道ではJR、えちごトキめき鉄道、ほくほく線で大雪や強風の影響で計画運休や遅れの可能性が発表されています。最新の情報は各社のホームページでご確認ください。