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昔ながらの”上越ラーメン”を後世に!「ラーメンハウスあおき春日山店」

2021年07月18日 04:00更新

JCVの生活情報番組「すまいるone」。7月11日からの放送は「テイクアウト麺集めました!~前編~」です。上越妙高地域のラーメン店が最近力を入れているテイクアウトできるラーメンの情報をお届けします。

※番組は上越妙高タウン情報のプレミアム会員でご視聴いただけます。


【ラーメンハウスあおき春日山店】

あおき外観

朱色と白のツートンカラーの建物が目印、上越市大豆にある「ラーメンハウスあおき春日山店」。昭和59年に福橋の本店がオープン。その後、富岡店、令和元年には春日山店がオープンし、市内に計3店舗あります。

あおき内装

春日山店には、テーブル、座敷、カウンターがあり、それぞれ仕切りが設けられています。

あおきといえば、昔ながらのしょうゆとんこつの「上越ラーメン」がおなじみ。餃子やチャーハンなどサイドメニューはなく、ラーメン一本で勝負しています。

あおき上越らーめん(冷凍)

「上越ラーメン」とは、昔から上越でよく食べられているおなじみのラーメンのことで、とんこつしょうゆのスープに、中太縮れ麺が特徴です。

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上越ラーメンの名づけ親で、店長の青木輝さんは特徴について「一般的にとんこつというと九州の白いスープをイメージされますが、上越ラーメンのスープはとんこつを使いながらも透明感があって、臭みがなく、上品なとんこつの香りと甘味があります」と話します。

青木店長は、両親から店を受け継いだ後、ただ味を守るだけではなく、ある決意をもったといいます。

「上越にはラーメン店がたくさんありますが、後継ぎがいないなど、昔ながらの上越ラーメンを出す店が減ってきている。なくなってしまうんじゃないかという危機感から、自分が新しいラーメンを作るより、自分が上越ラーメンを残していくのが使命なんじゃないかなと……」

上越ラーメンに惜しみない愛を注ぐ青木さんは、もっと多くの人にこの味を楽しんでもらいたいと「テイクアウト」にも力を入れています。コロナ禍で店内飲食を控える人が多い中、青木さんはこの味を伝え続けるために、店内で作ったものを持ち帰ってもらう以外にも、家庭で食べられるように生麺とスープを販売するなど工夫をこらしてきました。しかし、一つだけ、気がかりなことがあったといいます。

青木店長
「営業している日にしか提供ができない。営業時間外や定休日でも、うちのラーメンを食べてもらいたい。そう考えていた時に、ちょうど冷凍した状態で販売できる自動販売機があると聞いて、さっそく導入しました」

あおき自動販売機

それが、店の外に設置されている、24時間365日ラーメンを販売する「自動販売機」です。取材した日は、6月11日に設置してからちょうど1週間。利用者の反応は……?

青木店長
「設置しただけで、まだ告知も宣伝もしていなかったのですが、すでに20食ぐらい売れていてビックリした。製造のほうが間に合うか心配なぐらい」

あおき冷凍

冷凍醤油(具材入り)900円(税込み)

評判は上々ということで、取材スタッフも購入してみました。

ラーメンの具材入りか、具材無しかをタッチパネルで選択。透明なパックに入ったセットが出てきました。今回は具材入りを購入しました。中には麺、チャーシュー入りのスープ、メンマ、刻みねぎがそれぞれ小分けに冷凍されています。

おいしく頂くために用意するものは、麺とスープを温めるための、大きめの鍋がふたつ。

青木店長は「店の味を完全再現するには、どうやって温めるかにもよるが、スープを直接火にかけるより、湯せんのほうが再現できる、直火は味が変わる」と話します。

あおき一手間・麺をほぐす

一方麺については「封を開けてそのまま熱湯に入れてもいいのですが、一手間加えるとよりおいしく麺がゆであがります。それは、お湯で麺をほぐすことです。湯といっても沸騰したお湯ではなく、蛇口から出るあったかいお湯です。ボールにザルを重ねて、凍った麺を入れ、菜箸で優しく麺をほぐしていきます。完全にほぐれたら、沸騰したお湯の中に入れて2分30秒~3分。お好みの硬さにゆでます」

青木店長いわく、沸騰した鍋に冷凍の麺をそのまま入れると、温度が急激に下がり、再沸騰までに時間かかるほ、麺を均一にゆでることが難しくなるそうです。ほぐし終わった麺は鍋に移し替え、湯が吹きこぼれないように火を調整。麺が滞留する感じにゆでるのがベストだそうです。

麺のゆであがりに合わせてメンマをスープ側の鍋に入れて湯煎。こちらは1分ほどで温まります。ネギは自然解凍か流水の解凍でいいそうです。

このご時世だからこそ、本格的な店の味が自宅で楽しめるのはうれしいですよね。

さらに、春日山店では少し変わったメニューをおすすめしています。その名も「一席二丁」です

あおき一席二丁

一席二丁(醤油と味噌)1200円(税込み)

青木店長
「ラーメンのメインはしょうゆですが、みそも根強い人気。迷われる方が多いことから、同時に食べていただこうと。1度に2杯は食べきれない人も多いので、半分ずつ召し上がっていただこうというのがこのラーメンです」

醤油ラーメンと味噌ラーメンが0.5玉ずつ盛られた「一席二丁」。定番のしょうゆ油ラーメンと、地元産の味噌を使った味噌ラーメン。人気の2種類の味が一度で味わえる、贅沢な一杯です。優柔不断で決めきれないという方に、ぜひおすすめです。

ラーメンハウスあおき 春日山店
■住所:上越市大豆1-12-4
■営業時間:11:00~14:00/17:30~23:00(日曜は20:00まで)
■定休日:月曜日の夜、火曜日
■電話:025-530-7387

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