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オーナーシェフの思いは…… 旧師団長官舎にレストラン 20日オープン! 

2021年04月19日 10:37更新

上越市大町にある市の文化財「旧師団長官舎」に今月20日、フレンチレストランがオープンします。オーナーシェフを務める米谷太雅さんにレストランへの思いを伺いました。

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西洋の古いドラマに出てきそうな屋敷。

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和と洋、両方の趣ただよう部屋。

ここは新潟県上越市にある「旧師団長官舎」です。建てられたのは100年以上前の明治43年、旧陸軍、師団長の屋敷でした。和洋折衷の貴重な木造建築として、市の文化財に指定されています。

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そしてこの春、この建物を町づくりに生かそうと改修して、フレンチレストランが完成しました。店の名前は「レストラン・エリス」。

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なんと優雅な……。ここで食事できたらさぞ気分いいでしょうね。

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エリスのオーナーシェフ、米谷太雅さん43歳です。米谷さんは「ここは絶対に新しく造れない歴史的建造物。そこでできるのがすごくうれしい。そこに私が作る料理と合わさって、ほかに無いものができれば客に価値が伝わる。その価値を楽しんでもらえるのでは」とレストランの魅力を話します。

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実は、米谷さんは自身の店が2020年度ミシュラン新潟版に掲載されたシェフです。高校卒業後、都内のレストランで修行を重ねた後、国内外をまわって、さまざまな食文化を体験しました。ほんとうの料理は地方でこそできるといいます。米谷さんは「(同じフランス料理でも)その国その国で理解が違う。地域の素材でうまく表現していることに衝撃を受けた。フランスの真似じゃなくていいんだと」と思いを口にします。

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諸国行脚のあと、米谷さんが店を持ったのは12年前、上越市でした。海の幸、山の幸に恵まれた環境に惚れ込み、存分に腕をふるった結果、ミシュラン新潟版に掲載されたというわけです。

そして今、米谷さんはこれまでの店をやめ、レストランエリスで次の夢を目指します。その思いとは……。

「北陸新幹線ができたとき、観光客は上越を通り越して金沢まで行った。上越に全然降りてきてくれない。それが一番悔しくて。良いものがいっぱいあるのに何で。そのとき、絶対この人たちに上越に降りてもらおうと」。

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店名のエリスは、フランス語で「プロペラ」を意味します。それは、旧師団長官舎を建てた長岡外史中将のトレードマーク「プロペラ髭」にあやかりました。外史はかつて、雪深い上越で、軍隊に全国で初めてスキーを取り入れた人物です。米谷さんは「長岡外史はレルヒ少佐のスキー技術を軍隊に取り入れ、高田城址公園のサクラを定着させようとした。旧師団長官舎の庭にもきれいなサクラが咲いているので、店をサクラのイメージにした」と話します。

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西洋のスキーと雪国の出会い。今まさに米谷さんは、和洋折衷の建物で上越ならではの料理を提供しようと張り切っています。

「私ができるのは料理だけ。それでしか(観光客を駅に)降ろせない。全国から来て欲しい。全国で戦える店になりたい」と抱負を話します。

レストラン・エリス

 

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