2016年10月07日 19:02更新
建設現場などで働く女性を土木女子(どぼくじょし)と略して「ドボジョ」と呼ぶ。最近では「ドボジョ」がヒロインの漫画や、写真集も出版されるなど注目されている。そんな中、10月7日に建設会社で働く女性の技術者や建設や土木を学んでいる女子学生を対象にした橋やトンネルの工事現場の見学会が開かれた。
見学会は、建設現場や土木工事の現場での人手不足が深刻化していることから、女性の社会進出を後押しするためネクスコ東日本新潟支社が初めて開いた。参加したのは、建設会社で働く女性技術者と県内の大学などで建設や土木を学んでいる女子学生のあわせて30人。
一行は上信越自動車道の4車線化工事が行われている橋やトンネルなど3か所を訪れ、工事の様子を見学。実際に現場で施工管理にあたっている女性の技術者から、工事内容や職場の環境について説明を受けた。また、妙高市の現場では女性専用の仮設トイレの見学も行われ女性が働きやすい環境が整っていることがアピールされた。
参加者はこの後、長岡市で意見交換会し、翌日に湯沢町の関越自動車道の設備を見学。ネクスコ東日本新潟支社では、意見交換会で出された意見を職場環境の改善に生かすことにしている。