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貴重な人形芝居を後世へ のろま人形道具を公民館へ/佐渡テレビジョン

2023年05月16日 18:58更新

佐渡市の畑野地区で、かつて活動していた芸能座「梅の木座」が保有している道具を活用してもらおうと、5月2日に公民講座の受講生に、のろま人形や小道具などを受け渡しました。

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昭和58年に発足した「梅の木座」は、旧畑野町役場の職員で構成されていた芸能座で、当時は20人ほどが所属していました。座名の由来は旧畑野町の町の木が梅であったことなどからつけられたそうで、のろま人形をはじめ、鬼太鼓や大黒舞などを地域の催しや首都圏のイベントなどで披露していました。

しかし現在は活動しておらず、人形の頭や小道具などは使われていませんでした。そこで、これらを活用してもらおうと、公民館講座でのろま人形を学ぶ受講生に受け渡されました。

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受け渡されたのは、表情豊かな頭やリアルな狸など、まだまだ現役で使用できるものばかりです。受講生は、年々会員が増えて、練習の順番を待つ状況であったことから、有意義に道具を使用したいと感謝していました。

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公民館講座受講生 後藤勝弥さん
「かたりかけてくるような(人形の)表情ですね。効率的な練習ができます。とても感謝しています」

梅の木座 斉藤英夫さん
「人形を引き継いでくれる人がいないかとずっと思っていました。人形を使って公演する機会があればうれしいです」

関係者は「明治時代には50を超える人形座が存在した佐渡の人形芝居ですが、現在は、新たに人形を制作したり、修理する職人が少ないため、眠っている貴重な芝居道具を生かすことができる団体に譲り、文化の継承につなげていくことも大切」と話していました。

佐渡テレビジョン

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