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戦争の悲劇を語り継ぐ 終戦記念日を前に「平和の集い」

2022年08月12日 15:42更新

終戦記念日を前に直江津捕虜収容所があった上越市川原町の平和記念公園で11日(木)、平和の集いが開かれました。

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平和の集いは戦争の悲劇を語り継ごうと市民団体「上越日豪協会」が毎年開いているもので、今年が28回目です。11日(木)は会員や地元関係者など50人以上が集まり、黙とうを捧げました。

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平和記念公園は、直江津捕虜収容所の跡地です。戦時中、アメリカ兵やオーストラリア兵など700人ほどが収容され、肺炎や飢えで60人が亡くなりました。

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また終戦後には、収容所の日本人職員15人が捕虜を虐待した罪に問われ、8人が処刑されています。

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今年は、3年前から式典への出席を望んでいた在日オーストラリア大使館付副武官のアラナ・ドブソンさんが出席しました。ドブソンさんは「80年前のこの場所での収容が、和解・平和・友情へと発展した」として、「平和の実現へ前向きな一歩を踏み出せることを願っている」と話しました。

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この後、参加者は市内の小中学生などが平和への願いを書いた灯ろうを持って、公園の周辺を行進しました。

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上越日豪協会 関勝 代表
「日本全国に捕虜収容所は91カ所あり、ここでの悲劇は歴史のなかの一部。伝えなければ忘れられてしまう。悲劇を生かせるよう、これからも次世代に伝えていきたい」

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参列した人のうち、92歳の石塚洋子さんは、小さなもめ事が戦争の火種になるとして、戦争を知らない世代に日々幸せを考えて生きてほしいと訴えました。

石塚洋子さん
「戦争さえなければ人は幸せとよく分かっているが、平和を保つことほど難しいことはないと、92年間生きてきて実感している。それでも『平和は大事』と、周りの子どもたちに生きている限り伝えていきたい」

 

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