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北京五輪出場の古野選手 母校の関根学園高校で報告会

2022年06月29日 16:42更新

北京オリンピック男子スキークロス競技に出場した関根学園高校出身の古野慧選手が28日(火)母校を訪れ、後輩たちに夢を諦めない大切さについて話しました。

Still0629_00001古野  慧  選手(23)

母校の関根学園高校を訪れたのは、4年前に卒業した古野慧選手23歳です。今年2月に行われた北京オリンピックに男子スキークロス競技の日本代表として出場しました。スキークロスは、4人が同時にスタートしてコブやジャンプ台などがあるコースを滑り速さを競う競技です。古野選手は長岡市出身で、小学4年生からスキーを始め、中学生のとき、競技環境の整った上越市に家族で移住しました。関根学園ではスキー部に所属し、海外の大会に出場して経験を積み、高校2年生のインターハイでは9位に入賞しています。

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28日は全校生徒を前に、初出場となったオリンピックの結果を報告しました。大舞台での滑走は、1回戦のスタート直後に転倒。悔しい結果となりました。

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北京オリンピック出場 古野慧  選手
「やっとの思いでつかんだ夢の舞台。3秒で終わってしまった。過酷な世界。小学校から色々なことをしてきて五輪に出る目標自体は叶った」

古野選手は、冬は自宅の敷地に雪を固めて高低差のあるコースを作り、苦手だったスタートを繰り返し練習しました。またコブを滑るときにスピードが落ちないよう体重を高校入学時と比べておよそ30キロ増やし、筋力トレーニングを強化するなど努力を重ねてきました。その結果、今ではスタートを切ってから最初のチェックポイントまでのタイムが世界トップレベルになったということです。

古野慧  選手
「自分にできることを深く深く考えて目標が明確になれば夢が叶いやすくなる」

関根学園スキー部 芦本 孝太  部長
「小さい頃からオリンピックに出るために練習してきた努力がすごい。これから自分が頑張るために目標にする選手がいて良い」

関根学園スキー部 高慶 あかり さん
「3秒で終わってしまったのに何年もの努力が詰まっていて素晴らしい。失敗して諦めそうになることもあるが(古野選手を)手本にこれからも頑張りたい」

古野慧  選手
「本格的にスキークロスで世界を回り始めたのは高校から。自分のやりたいことを自由にやらせてもらえる環境が関根にあった。自分の姿を見せることで後輩のパワーになれば」

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古野選手は、4年後のオリンピックでメダルを獲れるよう頑張りたいと、後輩たちに飛躍を誓っていました。

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