2020年10月26日 16:32更新
来春の統合にあわせ、閉校が決まっている上越市板倉区の宮嶋小学校で25日、閉校記念式典が行われた。
宮嶋小学校は明治5年、148年前に創立された。平成2年、現在の場所に移転し、平成16年には旧筒方小学校との統合を経て現在に至る。
昭和20年には340人ほどの児童が通っていたが、児童数の減少により来年度新設の「板倉小学校」に統合される。これまでに約3,600人の卒業生を送り出した。閉校記念式典は地域住民による実行委員会が主催し、全校児童41人のほか、市の関係者や保護者が出席した。
この中で村山市長は、開校当時、校舎の建築費や教師の給与などが地域住民からの寄付で賄われていたとして、地域の教育への熱意を称えた。
続いて現在制作中の記念DVDの映像が紹介された。DVDは完成したら、児童や地域住民に贈られるという。
このあと閉校記念碑の除幕式が行われた。記念碑には宮嶋小学校の歩みが刻まれている。6年生の割田 陽夢也さんは「みんなとの思い出が詰まった宮嶋小がなくなるのは寂しい。中学校で苦しく つらいことがあったら、記念碑を見に来て楽しかったことを思い出し、頑張りたい」とあいさつした。
また実行委員会の古海誠一委員長は、「ありがとうと感謝しかない。閉校まで100日あるので思い出づくりをしたい」と話した。最後の卒業式は来年3月19日に行われる。
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